諏訪大社 上社前宮

前宮は諏訪大社の中でも一番古い神社であり、日本の中でも最も古い神社の一つである。

三世紀頃に出雲大社が作られ神社という概念ができ、諏訪にもその概念が伝わり前宮ができたと言われている。

また古事記の国譲りは大和朝廷が日本を統一したという史実を投影したものであるという見方がされており、それも三世紀の終わりから四世紀の始めだと言われている。

実際に前宮が史実に現れるのは持統天皇の勅使が691年に「須波神(すわのかみ、建御名方命)」を祭ったときであり、勅使が遣わされるほどの存在であったため、神社が成立してから長い時間が経過していたと考えられている。

このような事から、諏訪大社は四世紀中ごろから遅くとも六世紀末の間に作られたと考えられている。

しかし1度火事で焼けてしまい、現在あるのは建て替えられたものである。

また前宮一帯は「神原(ごうばら)」と呼ばれ、諏訪信仰における一番上の役職である大祝の居住があった。

周辺には本殿だけでなく若御子社や十間廊などの神事や他の神に関する建物もある。

(引用、参考:安国寺区誌)



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