その名の通り、大きな藤の木が特徴の神社である。
もちろん藤の木はただ生えているだけの存在ではない。
諏訪大明神画詞(すわだいみょうじんのえことば)では諏訪大社の祭神建御名方命が
建御雷命との国譲りの後、諏訪にやってきたときの諏訪の土着神洩矢神との諏訪の国譲りに
おいて建御名方命は藤のつる、洩矢神は鉄の輪を使って戦ったとされている。
そして建御名方命は勝ったが洩矢神を殺さず、その後交渉が行われた。
その後諏訪に住むことになったというが、その時に戦った藤のつるを植えたところ、
たちまち大きな藤の木になった。
これが藤島社の藤であると言われている。
画像は諏訪市神宮寺の藤島社であるが、岡谷市川岸にも同じ伝承がある藤島社がある。
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