この神社では、とても古い諏訪の土着神、ミシャグジ様が祭られている。
ミシャグジ様は御社宮司様、御射軍神様、御左口神様、など様々な漢字があるが、これは漢字が伝わる前からミシャグジ様が信仰されていて、漢字が伝わった後に音のみで当てられたため様々な表記があると考えられている。
漢字は遅くとも1世紀には伝わっていたといわれているため、ミシャグジ様は弥生時代、早ければ縄文時代から信仰されていた可能性があるほど古い土着神である。
諏訪の国譲りで建御名方命に敗れたが殺されず、その後も諏訪で信仰され続けた。
また諏訪信仰における役職で二番目に位が高かった神長官がミシャグジ様に関する祭事を管理しており、御頭御社宮司総社の近くには一子相伝を行っていた蔵も存在する。
(※一子相伝:秘伝や奥義など(ここでは神事に関すること)を後継者一人のみに伝え、他の人には一切秘密にすること)
また諏訪信仰についての資料(御頭祭についてのレプリカや武田信玄が諏訪大社にあてた手紙等)が展示されている神長官守矢資料館も近くにあるため、ぜひこちらも訪れてみて欲しい。
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