諏訪には七石七木と呼ばれる木、石がある。
この七つの木、石の計十四箇所をまわり、そこで廻湛(まわりたたえ)神事と呼ばれる儀式をすることでミシャグジ様を降ろし、豊作を祈願していた。
ミシャグジ様は古い土着神であり、昔の日本では木や岩、山などを崇拝する自然信仰が主であり、諏訪も例外ではなかったため木、石といった自然物に降臨させていたのではないかと考えられる。
現在七つの石は行方不明になっている、またはこの石だと伝えられているものが複数あるものもあり、はっきりと分かっているものは多くない。また七つの木のうちこの峯湛え以外の六本は全て枯れてしまっている。七木の中で唯一残っている木であるので、是非とも上社へ行くときには合わせて
見ていただきたい。
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